0914 来世はイケメンマッチョになりたい

こんばんは!切実です。10月末に秋休みがあるので、金沢に行こうと思っているんですけど、何かオススメありますか?「もりもり寿司」がおいしいと聞いたんですけど、そこ行くならこっちでしょ、的なものがあれば教えてください🍣
ババヤガの夜 感想

王谷晶はわりと好きで、最初に読んだのは『この月がお前を照らすというのなら』(文藝2021秋季号掲載)で、次に『てづから』(文藝2022冬季号掲載)一番好きなのは『君の六月は凍る』(2023年6月 朝日新聞出版社)に掲載されていた『ベイビー・イッツ・お東京さま』かな。
登場人物の口調がリアルでスカッとする感じが好きで、東京の埃っぽさと脂っぽさみたいなのが感じられるのも面白い。この『ババヤガの夜』はそれに血と暴力の臭いが足された、見たくないけど目が離せない、後ろめたいけど野次馬しちゃう、ということでものの一時間程度で一気読み👊
⚠️解説じゃなくて感想だからそこまでのネタバレはないけど、心配な人は次の「今週読んだビジネス書」まで飛んでね⚠️
暴力を唯一の趣味とする新道依子は、関東有数規模の暴力団・内樹會会長の一人娘の護衛を任される。二度読み必至、血と暴力の傑作シスター・バイオレンスアクション
この表紙のプロレスラーみたいな風貌が主人公の依子なんだけど、百戦百勝って感じするじゃん。実際はちゃめちゃに強くて、喧嘩暴力大好きで、その腕を買われて暴力団に取り込まれるわけなんだけど。出てくる人がつねに血気盛んで、小指の爪で突くだけで割れそうなうっすいうっすい膜が張り詰めていて、1やると8阿僧祇でキレ返してくるくらい人がゴロゴロいるような、明らかに「やばい場所」。
私だったら、なんて考えることすらないくらいぶっ飛んだ世界観を、当たり前にやっている男たちが今この日本にいるのかな……(こわくて調べたことがない)(調べたことがバレたら殺されると思っている)
不義理を起こしたものは、蚊くらいの命の軽さでケジメをつけさせられる。マッドサイエンティスト、サイエンティストではないんだけど、マッドヤクザ(?)に、それはそれはネチネチと弄ばれて死んでいく。それが通常の世界。
依子も危険な目には遭うんだけど、ま〜依子は腕っぷしだけでなくメンタルも鋼というか、喧嘩脳すぎでバカなだけかもしれないし、強くあるためにはそうなるしかなかったのかもしれない。なんとかなっていく。
依子は、会長?組長っていうのかな?の一人娘・尚子の護衛役として買われて屋敷で過ごすんだけど、いわゆるシスターフッドものだよね。女子大生の尚子の学校やお稽古の送迎が主な仕事なんだけど、そこでお互い不器用な会話をするなかで、連帯感や信頼が芽生えてきて……みたいな。
帯に「世界最高峰のミステリー文学賞 ダガー賞授賞作』と書かれているにも関わらず、私はあまりミステリーとして読んでなかった、というか、バイオレンス要素が強すぎ&ストーリーがシンプルに面白くて、ミステリーとかどうでもよくなってたわけなんだけど、後半から「おん???」っとなって、ミステリー要素が追加されてからさらに面白くなったから良かった!!
ちなみにババヤガというのは、はスラヴの民間伝承に登場する、骨と皮だけの痩せこけた老婆の姿をした魔女のことで、人肉を食べるらしい。日本で言う山姥的な感じ?
久々の小説が軽く読めてガツンとおもしれー!!って感じのやつで弾みがついたので、このまま『イン・ザ・メガチャーチー』(朝井リョウ)を読もうと思って買ったのだけど、いざ家に持ち帰ると「結構あるな……」となりかけている😨笑 読み終わったらレターに書くね、絶対面白いのは分かってるんだよ!!!!!
今週読んだビジネス書

まじでさ、こういうのって書いてあること全部一緒なんだって分かってるんだけど!でもエナドリのように、やる気ない時や頑張りたい時の景気付けのつもりで読むのさ。
コーチングを学んでみたいし、まずコーチングを受けてみたいとずっと思ってるけど高くない?!塾長をやりながら、コーチングを学ぶ時間や労力を100万円分かけられるか?と思うと手が出せずにいる。皆さんの中に、コーチング受けたことがある人とかいるのかしら。
塾長として働いてると、生徒や講師の育成のためにもコーチングスキルはあったほうがいいなぁってめちゃくちゃ思うんだよね。しばらくは、このビジネス書を読むシリーズは続くと思うんだけど、私が今なにを求めているか顕著だと思うよ……。

塾長って「リーダー」だから。自分より賢い大学生講師たちを見てるから。ただ稼げればいいと思っている講師たちを、いかにやる気にして、ただ授業をするだけじゃない仕事をしてもらうかって塾長の働きかけにかかっているのよね。
私は正直「バイトはバイトなんだから」と多くを求めないタイプなんだけど、もちろんより良い授業をしてほしいし、生徒のためにやれることはどんどんやってほしいし、私の仕事も手伝ってほしいけど、それを「ボランティア」で講師に求める会社の考えに同意はできなくて。やらせるなら、それなりの対価を出すべきでは?と思ってしまう。
でも「やったから→対価をもらった」が健全?「対価をあげるから→やって」とこっちから言うのは違う?と日々悩んでいるわけで、リーダー術的な本ばかり読んでしまう。「ドライで優しいリーダー論」ってすごくいいなぁと思って。読んだことを実務で忘れずに実践することが大事なのに、忘れちゃうんだけど。でも考え続ける、向き合い続けることで、いつか行動に滲んでくるはず。
これからの日本は、今私が見ている君たちが作るんだよ、頼むよ、と思ってしまうけど、私もまだ全然30歳なんだよね。私も作らなきゃね。
勉強する理由の話。(前回の)


マシュマロが来なさすぎて、マシュマロの設定がおかしいのかな?と思っていましたが、ちゃんときて安心した〜。(でもごめん、最初は受付不可になってたっぽい。今は直ってます!)
そうね、今の子供は「すぐ傷つくから、とにかく傷つきたくない」過剰防衛な感じがあります。頑張って勉強したのにテストの点数が悪かったら傷つく→だったら最初から勉強あまりしないでおこう。みたいな。ぜって〜間違ってる、って思っちゃうけど「それは違うんじゃない?」というと、それで傷ついちゃう。とにかく否定されたくない。揺るがされたくない。
無理矢理にでも頑張れる子は、それこそ集団塾とか進学塾に行くんですよね。周りと比べられながら、自分と戦いながらやり続けられる。でも、私が働いている個別指導塾は、とにかく勉強が嫌いで、だから勉強ができなくて、それでも高校には行かなきゃだから、親が言うから、個別ならついていけるかなって子ばかりが来る。目標はないけど、底辺はいや。(たまに底辺でもいい、とか言っちゃう子もいる)
そんな子たちに、どうなってほしいのか。やっぱり「後悔してほしくない」の一言に尽きるかもな。勉強しなくても、できなくても、別に生きていける。大人になって「勉強しなくても全然大丈夫じゃん」って思うなら、それでいい。ただ、「あの時勉強しておけば良かったな」って思う大人は、思ったより多い。頭の良さがどうこうってこともあるけど、「勉強(嫌なこと)に立ち向かった経験」は絶対に一生自分を助ける。そりゃ嫌なことは少ないに越したことはないし、避けられるなら避けたほうがいいけど、0にはできない。だから、踏ん張れる精神力や、乗り越えるための知恵を、この勉強という「自己完結」できるもので鍛えられたらお得だと思う。
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来週も一週間、みんなそれぞれで頑張りましょ〜!そろそろさすがに夏終わりますか??芸人のコットン西村さん?の衣装予報だけをアテにして生きていく時期がくる、、、
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