1022 気になる本4冊
こんばんは、切実です。いつもこの最初のブロックで雑談をしていますが、ラジオを始めてからより一層ここに何を書いていいのか分からなくなりました。書かなくていいかもと思いつつ、いきなり本題に入るのも難しいので、今回も結局こんな感じで書きましたが、そうね、ラジオ、聞いてください。もう聞いてくれている人はありがとうございます。自分でも時々聞き直しています。昔は自分の声が結構嫌いで、低くて鼻声で可愛くないと思っていたのですが、大学生のときに同じゼミの男子に「○○ちゃんの声って女性声優がジブリの男の子やるときみたいだよね」と言ってくれて、正直あまりピンとこなかったけど、それからはそんなに悪くないと思えるようになりました。
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気になる本
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YouTubeを始めた君がぶつかることを教えよう①※読者限定
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1.気になる本
今週は本を読めなかったので、最近刊行された書籍から買いたいと思っている本を紹介します。
認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの? 青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。彼らはどこまで嘘をついているのか? いま注目を集める直木賞作家が、成功と承認を渇望する人々の虚実を描く話題作!
長編が読めないで有名なわたしが『地図と拳』を読み切ったことは皆様の記憶にも新しいと思いますが(?)、これから追っていきたい作家さんなので選びました。安心の連作短編集という点もポイントが高いです!
だれも列からは逃れられない――。『銃』や『掏摸』『教団X』につらなる……中村文則の最高傑作誕生!「君だって、列に並びたいから、並んでたんだろ?」ある動物の研究者である「私」はいつのまにか「列」に並んでいた――。先が見えず、最後尾も見えない。だれもが互いを疑い、時に軽蔑し、羨んでいる。この現実に生きる私達に救いは訪れるのだろうか。「あらゆるところに、ただ列が溢れているだけだ。何かの競争や比較から離れれば、今度はゆとりや心の平安の、競争や比較が始まることになる。私達はそうやって、互いを常に苦しめ続ける」(本文より)
長編が読めないで有名なわたしが『教団X』を読み切ったことは皆様の記憶にも新しいと思いますが(!)、ちょうど良く新刊が出たのでこの勢いで読みたいです。地味に『何もかも憂鬱な夜に』『私の消滅』も読んでいるので、もしかしたら好きかも?と思っている作家さんです。
精神科医の象山は家族を愛している。だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを――。やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。謎もトリックも展開もすべてネタバレ禁止!前代未聞のストーリー、尋常ならざる伏線の数々。多重解決ミステリの極限!
お初の白井智之さん。装丁がかっこいい!ミステリはたまに読んでは「面白いからもっとミステリ読もう♩」と思うのに、「周りが散々紹介してるからもういっか…」と熱が冷めてしまう曰く付きジャンルです。でも、私が気になるミステリは意外と周りが紹介しないと気づいたので、これからはもう少しミステリを読んでいきたい所存。
奇病が流行った。ある者は角を失くし、ある者は翼を失くし、ある者は鉤爪を失くし、ある者は尾を失くし、ある者は鱗を失くし、ある者は毛皮を失くし、ある者は魂を失くした。何千年の何千倍の時が経ち、突如として、失ったものを再び備える者たちが現れた。物語はそこから始まる——妊婦に翼が生え、あちらこちらに赤子を産み落としていたその時代。森の木の上に産み落とされた赤子は、鉤爪を持つ者たちに助けられ、長じて〈天使総督〉となる。一方、池に落ちた赤子を助けたのは、「有角老女頭部」を抱えて文書館から逃げだした若い写字生だった。文字を読めぬ「文字無シ魚」として文書館に雇われ、腕の血管に金のペン先を突き刺しながら極秘文書を書き写していた写字生は、「有角老女頭部」に血のインクを飛ばしてしまったことから、老女の言葉を感じ取れるようになったのだ。写字生と老女は拾った赤子に金のペン先をくわえさせて養うが、それが「〈金のペン先〉連続殺人事件」の発端だった……歌集『Lilith』、短篇集『無垢なる花たちのためのユートピア』、掌篇集『月面文字翻刻一例』の新鋭、初の幻想長編小説。
幻想成分が薄まってきたので、ここらでがっつり幻想文学を。川野さんの書籍は『無垢なる花たちのためのユートピア』を読み、その言葉の美しさに山尾悠子さんを感じて一気に好きになったのですが、だからこそとっつきづらく読むのに時間がかかる部分もあり、掌編集『月面文字翻刻一例』は読みかけで止まってしまっています。でも、追いかけたい作家さんなので買っておきたいです。あらすじ読むだけでもちょっと怖気付きますが、どの章から読んでも大丈夫ってHPに書いてあるので大丈夫なはず…!
2.YouTubeを始めた君がぶつかることを教えよう①
YouTubeを始めようと思ってカメラを買ったら、マイク端子をつけるところがないただのデジカメで、動画撮る用じゃなかったことに君は絶望することになります。
さらに低スペックPCに無理やり入れたフィモーラという動画編集ソフトが重くて使い物にならなくて、編集することすら出来ずやめそうになります。
【教訓1】 まずはお金をかけず、iPhoneで撮影して無料アプリでやりましょう。収益化を達成したお金で機材を揃えるぞ!くらいの気持ちで頑張るほうが先です。
カメラに向かって1人でしゃべることは出来ても、それを見返しながら編集することはとても難しいことに気づきます。目線が定まらない、滑舌の悪さや「あー」「えー」の多さ、接続詞がおかしくてカットしにくい、表情が固くてぎこちないなど、とても恥ずかしい自分と向き合うことになります。
【教訓2】そこでグッと堪えて撮影を続けると、ちゃんと慣れてきます。完璧な喋り方や表情は意識して努力しないと良くはなりませんが、編集のことを考えられるようになるので、不自然なカットはだんだん減ります。なので、くじけず訓練のつもりでカメラの前に立ち続けましょう。
最初の最初は「芸術書担当だし、芸術の話でもしようかな」と思って、当時ゆるく勉強していた美術検定の知識を元に撮影しましたね。ですが、2本くらい動画を出して、すぐに悟ることになります。「わたし、これについてあんましゃべることねーな」と。そりゃそうです、別に好きでもないし詳しくもないジャンルを、付け焼き刃で勉強した知識でしゃべれるわけがありません。
【教訓3】なぜそれを発信したいのか、発信続けられる熱意がそのテーマにあるのかをよく考えましょう。学が必要なテーマはボロが出るので恥ずかしい思いをする可能性があります。
運よくツイートがバズったり、目をかけてもらったりが続き、わりと簡単に収益化できましたね。動画も週2投稿くらいで頑張れるようになってきて、ニュースレターも始めて、「このまま頑張れば切実さんで食べていけるかも?!」と勘違いするようになります。正直言いますが、食べていけません。いや、正確にはそこまで頑張れません。職業としてこれ一本で行くには、今の1000000000000倍の努力が必要です。寝る間も惜しんで企画を考え、休日返上で撮影と編集をして、ちゃんとブラッシュアップしなくてはなりません。
【教訓4】あなたは、これで食べていきたいのですか?本気の本気の本気ですか?だとしても、絶対に今の仕事をすぐに辞めてはいけません。会社を辞めて「退路を絶った覚悟」なんていらないです。お金に余裕がないと全部だめになります。働きながらでもやり続ける覚悟と精神力がないなら、それは甘いです。
つづく。
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雑談100%でやっている切実ラジオですが、11月からコーナーを開始したいと思います!それぞれのコーナーに投稿いただくのはもちろん、コメントは苦手だけど私にメッセージを送りたいという人も、ぜひこちらからどうぞ📮
ゆくゆくは!番組特製ステッカーとかプレゼントしたいな〜と夢みつつ、まずは皆様のご協力あってのコーナー始動&継続だと思うので、何卒お助けいただけると幸いです🙇♀️
年末は2年ぶり?くらいに、みんなの今年ベスト本をひたすら読んでいくなが〜〜〜いラジオもやりたいなと思っているので、それも考えておいてくださいね📕
今日のレターも最後までお読みいただき、ありがとうございます。コメントも見てます👀コメントはメール画面ではなく、最後まで読むためにwebに飛ぶ仕様になってると思うんだけど、その画面の下の方にあるので良かったら使ってみてください📝
それでは、今週も一週間またがんばりましょう〜!以上、切実でした。
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