0402 価値ある私の意味ある人生
こんばんは、切実です。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。わたしは、ジャバザハットリさんのニュースレターを読んでいます。海外ではニュースレターで生計を立てるどころかかなりの収益を得ている億万長者がそれなりにいるそうで、そんな人たちは一体どんなレターを発行しているのか、なぜ人気なのかを分析している読み応えたっぷりのレターです。毎週月曜日に発行されていて、情報量がただ多いだけでなく、しっかり参考になるので興味深いです。
「タメになる」ってやっぱり重要なんですよね。このレターがTLに流れてくるのではなく、あなたのメールボックスに直接届いて開いて読んでもらうっていう、それだけの行動を起こしてもらうなりの「価値」ってこのレターにあるんでしょうか。「このレターを読むとあなたにこんな利益があります」って訴求できるだけの何かがこのレターにあるんでしょうか。何回「このレター」って言うんでしょうか。
読書についてのニュースレターなので、たとえばみんなが気になるあの新刊をいち早くレビューするだとか、主要出版社の今月の新刊を列挙するだとか、○○な本5選を作るだとか、そういうツカミ的な何かを作るべきでは?と思うこともあります。でも、なんだか皆さまがわたしに求めてるのってそれじゃない気がします。どうですか?
わたしは「本をラフに愛そう」をモットーに活動している、元書店員のOLです。書評家でも読書家でもBooktuberでもないと思っています。(わたしがどうしてもBooktuberと括られることにピンとこない話はまたいつか)本を読まない時期もあるし、話題作や名著を読んでないことが多いし、話の内容を分かりやすく説明する力もない。読み間違えも多いです(これは開き直らずちゃんと調べる癖をつけます)。そんな、等身大のままで本を読む、読まなかったりする、そんなひとりの女性のおしゃべり。本じゃない話とかもガンガンする、実際にここまでもずっと、あえて書かなくてもいいことを書いてるし、そういう部分も見せたり、見せなかったりする。この感じがいいんじゃないかなって思って、はい、ここまで文章を書きました。
結論という結論もないので、推敲したらまるまる消したくなりそうな文章ですが、なにを考えてるのかっていうのは、なるべく知っておいてもらいたいのです。
ジャバザハットリさんのレターはこちら
吉田篤弘『中庭のオレンジ』中央公論新社
好きな作家として挙げることがある吉田篤弘ですが、一時期ハマっていろいろ読んでいたってだけで、じつは最近はほとんど読んでなかったんですよね。それで、今回これを見つけて(去年の12月発売だから、きっとTLで見かけてはいたんだけど、だから今更なんだけど)『月とコーヒー』の第2弾か~!と思って買ってきて、すぐに読んだ一冊。
眠る前に読むと安眠できそうな、やさしくてちょっと不思議な話が21篇入っています。その中でも好きだったのが、頭に避雷針を被った(?)謎の青年が子供たちの未来予知をする話『アンドリューの個人天気予報』声が出なくなってしまった歌声自慢の女性がみんなを助ける『マリアの小さな歌』です。
吉田篤弘の物語に出てくる登場人物って、その物語にぴったり似合う人が出てくるんですよね。なんて言うか、そこにいるのがしっくりくるような佇まいというか。彼らが当たり前のようにそこにいて、なにかを言ったりやったりしている、そのことになんだかホッとするような気がするんです。そういう感じがするっていうのが、吉田篤弘の好きなところだなぁと改めて思いました。
物心がつくより先に花粉症になったでおなじみの切実ですが、皆さんはどうですか?職場に固い握手を交わしたくなるほど花粉症の人がいるんですが、この前その人と会話したときにワンセンテンスごとにくしゃみしてて超笑顔になりました。くしゃみしすぎて腹筋割れそうなのでそれはそれでありかも?
それでは、今日も最後までお読みいただきありがとうございます。また来週のレターでお会いしましょう。以上、切実でした!
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