【＃本読む私たち】大学生ミヤビさんの読書遍歴

この本に出会った年齢

5、6歳

きっかけ

図書館で適当に借りた何十冊の中の一冊でした。

コメント

大好きこの絵本。私の中で、絵本といったらこれ！ ふとんのトンネルをもぐるとそこは……というお話なんですけど、何度ふとんのトンネルをくぐったことか。ふとんとパジャマという毎日使うアイテムをみんながそれぞれ持って身につけているから親近感がわいて、この絵本を読んだ夜は寝るのが楽しみで仕方ありませんでした。今思えば妄想好きになったきっかけの絵本かもしれません。大人になって読んでも未だにワクワクしてしまいます。

この本に出会った年齢

10歳

きっかけ

絵本と同じく図書館の児童書コーナーにたくさんあったなかの1冊でした。

コメント

私に「キュン」を教えてくれた1冊。主人公の凛ちゃんは友情や部活に、テスト、家族、恋愛に悩んで「泣いちゃいそう」なことがいっぱいな女の子。天然パーマに悩む凜ちゃん。ある日男の子の制服のボタンに髪が挟まって……という出会いが大好き。確かに私も中学生の時期はハッピーなことよりも「泣いちゃいそう」なことがいっぱいでした。狭い世界の大きな悩みにフォーカスをあてたこの作品をまた読みたくて泣いちゃいそうだよ。

ー図書館によく連れて行ってもらっているようですが、両親も本がお好きだったんですか？

どちらも好きでした。母は伊坂幸太郎推しで、父は海外のSFを好んで読んでいます。

ーそうなんですね！選書に親の影響があると感じますか？

自分の年齢に合った本をネットで調べて開拓してきたので、親の影響はないです。聞いたら教えてくれるけれど、オススメの本を親から教えてもらうことは今までなかったです。逆に「この本面白かったから読んで！」と母に薦めることが多いです。

この本に出会った年齢

13歳

きっかけ

母に連れて行ってもらった本屋さんで、母が選んでくれました。

コメント

当時知り合いが一人もいない中学校に通っていて、いじめまではいかないけれど意地悪なことを言われたり、クラスで私だけ浮いていると感じたりすることがあって、学校に行くのが嫌で仕方ありませんでした。小学校の友達に簡単に会えるわけでも、当時はスマホも持っていなかったので第三者に相談することもできず……。そんな私に一人じゃないよ、とこの本が味方になった気がして、肩の力を抜いて中学校生活を送ることができました。

ー直接言葉をかけずに、この本を渡してくれたことにお母さんの優しさを感じますね。大人になった今、友だちとはどういうものだと思いますか？

ずっと一緒にいると疲れてしまうけれど、いなかったらいなかったで寂しい。そんな存在です。

この本に出会った年齢

17歳

きっかけ

当時「消滅都市」というスマホゲームにハマっていて、そのゲームの名前に似てるな〜と単純な理由で手に取りました。

コメント

村田沙耶香推しになったきっかけの本です。適当に選んだら私の好みドンピシャで、読後はしばらく呆然としました。性事情が今と異なる近未来を描いていて、「小説にこんなことまで書いていいの!?」とびっくりしました。今まで家族ものや同じ年代の方が主人公の小説しか読んでこなかったので、新しい世界に一歩踏み出せました。

ースマホゲーから村田沙耶香につながるとは！具体的に村田沙耶香のどういったところが刺さったのでしょうか？

設定がぶっ飛んでいるところですかね。少女漫画でよくある「おもしれー女」枠の人物が出てくるのが面白いです。村田さんの頭の中を覗いてみたいなぁ…。

ーたしかに、村田沙耶香作品に出てくる登場人物は、相手役としてのヒロイン♩って感じではないですよね。「おもしれー女」だなって思います！村田沙耶香作品でほかに好きなものってありますか？

記憶力がなく、むかし読んだ作品はぜんぜん覚えてないのですが、さいきん読んだ中だと『生命式』が好きです。村田さんと‘食’は混ぜちゃいけなかった。とても気持ち悪かったです。でもそこがまた最高。

ー『生命式』わたしも買いましたが、途中で気持ち悪くなってしまって積んでしまっています…。

この本に出会った年齢

19歳

きっかけ

話題になっていたため。

コメント

主人公のキナコはびっくりするほど暗い過去を持っていて、思わず大号泣。本でこんなに泣いたのは初めてでした。絶対絶対本屋大賞を取るだろうと思っていたので予想的中で嬉しいです。本屋大賞当時コロナが流行りだしたばかりで、大学に行けず家にこもってばかりだったので、泣くことでストレス発散になりました。感動したい方はぜひ。

ーこの本は話題になりましたよね！ふだん本を読まない層にも売れた印象があります。わたしは読書していて泣くことってまったくと言っていいほど無いんですけど、ミヤビさんはよくあることなんですか？

あんまりないです。感情的な場面で冷めてしまうことが多くて……。物語の世界に没入できたら泣けることもあるんですけど、なかなかそこまでは集中できなくて。泣くとスッキリして、ストレス発散にもなるので泣きたいんですけどね。

生活の一部です。あまり読書を特別なものだと感じたことはありません。赤ちゃんの頃から母親に図書館に連れて行ってもらっていたので、本を読むことは私にとって当たり前のことで、生活の一部となっています。これからも読書とともに年を重ねていきたいです。

凪良ゆうさんの、『汝、星のごとく』です。

まさか私が一番手だと思っていなかったのでびっくりです。文章書くの下手でごめんなさい。私なんかが一番手で申し訳ないです。それと読んでくださってありがとうございます。この企画を通して読書界隈が盛り上がれば嬉しいです。

第1回目は、大学生のミヤビさんにインタビューをさせていただきました。

とくに印象に残ったのは、ミヤビさんのご両親が本を読む人だったということです。図書館に連れて行ってもらったり、本を買ってくれたり、ミヤビさんがお母様に本をオススメしたり。わたしの家族はだれも本を読まないので、そういった交流があるというのはとても新鮮でした。

また、今回トップバッターということもあり、プレッシャーを感じさせてしまったかと思いますが、等身大で回答していただきうれしかったです。

「何者でもない、ひとりの本好きに話を聞く」

というテーマで始めた企画なので、読書家じゃなくても、名著やベストセラーを知らなくても、本をラフに愛する人たちが本についてラフに語ることができる場所として、『＃本読む私たち』が広がっていけばいいなと思っています。

始まったばかりで、至らぬ点も多々あるかもしれませんが、試行錯誤しながら続けていきますので、『切実読書週報』とあわせて今後ともよろしくお願いいたします🦉📚

『＃本読む私たち』は、毎週木曜日21時の配信を予定しておりますが、遅れることもございます。

次回の配信が決まり次第、毎週日曜日21時に配信している『切実読書週報』にて告知しますのでご確認いただけると幸いです。

また、ご応募いただいている方には、アンケートにてご希望いただいた手段にて、順次ご連絡を差し上げております。たくさんの方にご応募いただき、現在2月ごろまで埋まっておりますので、忘れたころに連絡が入る可能性がございます。こまめにDMやメールボックスのご確認をお願いいたします。

3日経ってもご返信いただけない場合は次の方に飛ばしてしまいますが、気づいたタイミングでご返信いただければその次の配信に回しますので、気にせずご連絡ください！

現在、新規受付は一旦閉じております。年末にまた募集を再開する予定ですので、そのときはぜひご応募ください📮

先週のライブ配信で味を占めたわたしは、これから(ほぼ毎週)日曜日に切実ラヂオ配信をしようかな〜と目論んでおります👀

今週読んだ本の話だけでなく雑談もしていこうと思っているので、マシュマロからお便りを募集いたします！お悩み質問リクエストなどなんでも送ってください📮

もちろん、コメントもどんどん読んでいくので、お時間合いましたら遊びにきてください📻

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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました！