今年も結局本が読めなかった塾長と10冊の本
切実です。ニュースレターを再開したことを忘れていたわけではなく、10月から仕事が忙しすぎ&嫌すぎで、心身ともに爆裂病んでおりました。ごめんなさい。12月からnoteで日記を書いていました。初月無料で2か月目から月額300円です。お金を払ってまで人の日記を読みたいという日記ラバーの方は、ぜひnoteも読んでくださいませ。仕事のある日だけ更新しています。最初に宣伝になってしまいました!ごめんなさい!!
多分今年読んで、良かったと思った気がする本
年々本を読まなくなっているけど、そのくせ本屋にはよく行っていた気がする今年。どうしても塾長と言う仕事柄、今年は教育書やビジネス書ばかり読んでいた。
講師が全員大学生なので、塾が初めてのバイトという子も多い。正直「そんなことも分からないの?!」「この説明でそのミスする?!」「なんでそんなとんちんかんな質問を?!」と、衝撃なことがたくさんあった。
情けないがこちらも基本的に余裕はないので、協力的じゃなくてもいいから指示したことは卒なくやってくれよと思ってしまっていた。
でもそれって、やっぱりリーダーである私の指示やサポートに問題があるよなぁと思って、リーダー論?リーダー術?の本を色々と読んだ中で、一番良かったのがこの本だった。
「良かれと思って」余計なことをされたり、できると思って任せた仕事のクオリティが微妙で結局後で自分でやり直したり、みたいなのって、私がちゃんと指示出来ていない=説明が出来ていないからなんだと気づかされた。
分かりやすく伝えるとは、「把握できて、納得できて、再現できること」まだまだ未熟だし実践できていないことだらけだけど、これから先も塾長として働くならば大学生講師の育成は必須なので、リーダースキルを高めていきたい。
私の塾は個別指導塾なので、講師1人に対して生徒2人で授業を行っている。講義型と違って、生徒に対して講師がほぼマンツーマンで教えているので、”当然”頭に入っていて、理解しているものだと思い込んでいた。が、たった今講師が説明していたことを生徒に聞きなおすと分かっていないの。ずっとうなずいていたし、質問もしていたのに、やってみてと言ったら手が動かない。衝撃だった。「話は聞いてるけど、理解はしていないんだ」と。じゃあどうしたらいいの?てか、なんで?!と思ったときに買った本。
何が分かっていないのかを分かっていない、何を分かればいいのかすら分かっていない、そんな状態で教科書を読んだり説明を聞いたりしてもほぼ無意味で、何も頭に留まらないということを、豊富な実例をもとに体感させてくれる本で、生徒の気持ちがすごくよく分かった。
読解力や理解力とはなんたるかを知るのに良い本だけど、一度通読したくらいでは「分からない」本でもある。何回も読んで現場で生かせるようになりたいし、自分が「分かったつもり」になっていないかを振り返るためにも、定期的に読み返したい。
海外に行きたいと思ったことはないんだけど、紀行文はちょっと好き。たしか蟹ブックスで買った本で、すぐ読んで「面白かった!」と思った記憶がある。タイのガイドブックというよりは、タイでの生活エッセイみたいな感じ。適度に挿絵も挟まってサクサク読みやすかった。その流れで益田ミリの『美しいものを見に行くツアーひとり参加』も読んで面白かった。でも海外一人旅は全然行きたくならない!!きっと、未知に対する許容量が少なすぎて楽しさよりストレスが勝つんだよな~。
前作の『家が好きな人』も好きだったので買った。食のコミックエッセイは昔から好きで、たなさんの『ごはんのおとも』や、午後さんの『眠れぬ夜はケーキを焼いて』とかも好き。私が今住んでいる街は飲食店がたくさんあって、商店街も活気があるから、もっといろんなお店に食べに行きたいなと思ったし、自炊もまったくしなくなっちゃったけど休日くらいはキッチンに立とうかなと思わせてもらった。井田さんのイラストは描き込みが細かいし色合いも可愛くて1ページ1ページをじっくり見たくなる。
今年積み上げた本(積読)
発売されてすぐ買ったのに結局読めなかったよね。卒論でアイドルを推すことについて書いた身としては読まずにはいられないっしょ!と思って買ったんだけど、ぶあち~と思って本棚に入れたが最後ついに開かれることなく年末に。年明けからは受験ラストスパートで仕事が忙しくなることは確定しているから、読むなら絶対この年末年始休みなんだよな~と思いながら大晦日を迎えている。
リンク表示されてないか?石沢麻依さんのエッセイ『かりそめの星巡り』なんだけど、たぶん石沢さんの文章好きなんだよな……と思って買った気がする。私好みの静謐さがありながらも硬質な文章で、最初だけちょっと読んだ気がするけどそのままになっている。なんとなく冬に読んだ方がよさそうと思ってもいたので、読むなら絶対この年末年始休み(以下略)
今読んでいる本
じゃあこの年末年始は何も読書をしていないのかよ、と思いきや読んでるんですねぇ~。
この本は、この秋冬の心身共に爆病みしていたときに気になっていて、でも読む気力がなく電子で買ってそのままになっていたもの。まだ導入しか読めてないんだけど。
2年前くらいに違う仕事をしていたときに鬱になって、今回もその時と同じ兆候が出ていたのでこれはやばいなと思っていたけど、いざ休んだり病院に行ったりするのって、どうしてもすごく億劫で。しかも、正直仕事には行けるし、食欲もある。朝がすんごくだるいだけで、しにたいとかきえたいとかはない。鬱ってほどかな?みたいなことをぐるぐる考えていることが「半うつ」状態だったんだぁって答え合わせできた。
この前町田の紀伊国屋書店で眺めていた本
町田の紀伊国屋の選書って良くて、時々文芸担当さんが自分が好きな本フェアみたいなものを作っていてそれもまた良いのよね。横浜の方に越してから町田って行かなくなっちゃたんだけど、友達との待ち合わせまでにちょっと時間があったから覗いたら欲しい本がたくさんあった!カバンが小さかったのと飲み歩く予定だったから荷物になるなぁって結局買わなかったんだよね。それを今後悔している!!
季刊日記の創刊号。正味、日記本って私はもう食傷気味だったりするんだけど、なんでか不思議と欲しくなってしまう。特段好きな作家が参加しているとかでもない。品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山)は気になるけどnoteを有料購読しているのでなんとなくいっかぁってなってしまった。でも、物体として欲しくはある。今度本屋に行ってあったら買ってしまうだろう。
話題になっている虚弱本(虚弱本?)。私も虚弱体質で、月経痛や片頭痛はもちろん、ここ一年で肺炎×2・腎盂腎炎・急性胃炎・扁桃腺炎になっている。病原菌のリゾートホテルかな?
ただ、私は体力はあるんだよな。筋力とか持久力や運動神経はないし、しょっちゅう病気にはなるんだけど、元気なときはちゃんと元気なタイプ。だから予防というか、「虚弱前提」の身体づくりが出来てなくて病気になってるっていうのもあるかも。
今年からジムや鍼に通いだしたり湯船もつかる習慣がついたりしたから、健康はより強く意識して過ごしたい。
小川洋子さんの遠慮深いうたたねの続編が出ていたので気になる。陶器みたいなカバーが素敵。
来年も、本を読みたい気持ちだけはある
今年、何冊の本を読んだか分からない。20冊も読んでいないかもしれない。本屋に行っても文芸書もそこそこに、教育書やビジネス書の棚に行き、買っていたのは結局そういう「役に立つ本」ばかりだったように思う。マネジメントやコーチング、話の聞き方や子どもの褒め方についての本とかも積んでいて、今は小説よりそういった本の方が気になる。
読書量や読んだ本の傾向でどんな年だったかを計るとしたら、数十冊しか読めていない上にそのほとんどがビジネス書だったことが2025年が仕事一色だったんだことは一目瞭然。でも今年も本を読みました!今年も本が好きでした!
いつも思っているけど、来年はもう少し本を読みたいとは思っている。読もうとしないと読めないんだよなぁ、本って。このレターだって毎週、いや月2……くらいはコンスタントに配信したい気持ちはあるので、来年も購読よろしくお願いいたします!
良いお年をお迎えください!
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